参加メンバーの役割と制作工程
3つの役割、3人のメンバー
nangokuテンプレートを使った制作では、基本的に3人のメンバーを想定しています。
役割名 | 対応する職域 |
---|---|
企画者 | 社内営業 社内Web制作 |
ライター | 社内営業 協力ライターさん |
デザイナー | 社内デザイナー 協力デザイナーさん |
実際にはnangokuテンプレートをインストールする際に、Web制作者の介入は必要です。
しかし、nangokuをインストールした後は、Web制作者がいなくても公開まで制作可能です。
このnangokuテンプレートのWebサイトでは、それぞれの役割ごとにマニュアルを設けます。
このページには、どの役割の人も読んで欲しい内容を書いています。
プラスWeb制作者という考え方
nangokuに無い機能は、Web制作者に依頼して付けてもらいます。
また細かな調整も、Web制作者に依頼することになります。
Web制作者なしで制作することが目的ではありません。
今までWeb制作者でしか変更できなかった範囲を、cmsにログインできる人が変更できるようになったと理解してください。
こうすることで、企画者が意図した企画を直接反映でき、お客様を待たせずに変更できるスピードを得ることができます。
5つの制作工程
プロトタイピングは、5つの工程で完遂します。
- 1.目的を達成できる機能・コンテンツ設計
- 2.Webサイトの構造設計
- 3.コンテンツ入力
- 4.画面の情報設計
- 5.ビジュアル制作
特徴は、見た目を作るのが最後であることです。
くわえて「Webサイトの構造設計」から「画面の情報設計」まで、同時進行する点も特徴です。
3つの役割と5つの工程は、次のように対応しています。
企画者 | 1.目的を達成できる機能・コンテンツ設計 2.Webサイトの構造設計 |
---|---|
ライター | 3.コンテンツ入力 |
デザイナー | 4.画面の情報設計 5.ビジュアル制作 |
基本的には上の表のとおりですが、企画者が「4.画面の情報設計」を実施することも有り得ます。
工務店さんのWebサイトで、施工事例をどのように一覧ページで見せれば良いのか、企画者自身が画面を操作しながら検証したい場合はあるでしょう。
あるいはライターさんが、詳細ページ内の画像や、文字装飾を行うことはふつうです。
この文字装飾は「5.ビジュアル制作」になります。
そのため上記は「工程を主に誰が担当するか」を示したものです。
そして各メンバーは、主ではないものの、複数の工程にまたがって作業を担当することになります。
だから各工程について、おおよその理解をすることが大事になります。
5つの工程で
何を実施するのか
1.目的を達成できる機能・コンテンツ設計
いわゆる「企画」や「提案」の工程です。
お客様と合意した成果を目指し、集客の全体図やコンテンツストラテジーを作成します。
集客の全体図
- どういう人を
- どこから流入して
- サイト内のどんなルートを通って
- どういうゴールに導きたいか
コンテンツストラテジー
- ほしい機能
- 今後の展開
- 対象者の詳細
- 解決したい問題と答え
2.Webサイトの構造設計
cms内では、カテゴリーを作成して、ヘッダーにあるナビゲーションを設定する工程です。
ただし、Webサイトの構造設計は、ただのページ分類ではありません。
企画で定めた効果を実現する必要があります。
情報を正しく分類するのではなく、成果に繋がるルートを作るために分類します。
そのため、この工程でWebサイトで集客できるか判断できるスタッフに評価・相談をお願いしましょう。
3.コンテンツ入力
詳細ページを作成します。
- 会社概要など「あれば問題ない」ページ
- 広告の着地ページなど「内容によって効果が大きく変わる」ページ
上記を分けて、「内容によって効果が大きく変わる」ページに注力しましょう。
もちろんライターさんへの丸投げは禁止です。
企画者が自分で1ページを構成しないと、効果を出せないことも多いでしょう。
4.画面の情報設計
ほとんど「一覧ページ」の表示を、どのようにするか決める工程です。
TOPページや詳細ページでも情報設計は必要ですが、この制作方法では一覧ページの表示をどうするかが主眼になります。
どのように並べるか、日付の表示はいるのか?
といった細かいことから、特別な案内の追加までを決めます。
スマホでも確認を忘れずに
スマホでも選択しやすいか、その選択は成果に繋がるルートになっているのかを考えて検証しましょう。
5.ビジュアル制作
ビジュアル制作で大事な要素があります。
- OGP画像の制作
- 「内容によって効果が大きく変わる」ページのビジュアル制作
です。
OGP画像はSNSにおける最初の接点です。
案件によっては、Google検索結果の順位よりも重要な要素になります。
また、「内容によって効果が大きく変わる」ページのビジュアル制作に、どの程度時間を使えるのかが大事です。
案件によっては、他のビジュアル素材をゼロにしてでも、「内容によって効果が大きく変わる」ページに注力した方が良いケースもあるでしょう。
ビジュアル制作は時間をかけただけ「いいWebサイトっぽく」なります。
実際には「ぽく」では結果が出ないために、注意が必要です。
効果を出すためのビジュアル制作がどこか、見極めて時間を使うことが大事になります。
↑もビジュアル制作の仕事です。
それぞれの役割を理解して、仕事を渡し、受け取りましょう。
とくに「企画者」役の人は、このWebサイトで成果が出せたかどうか、責任を負います。
どこに注力するかを決めるのも、企画者でしょう。
それぞれのメンバーがベストを尽くせるように、仕事の役割・工程を理解した上でタスクをお願いしましょう。
体験しながら、読んでください。
このサイトは、nangokuを使いながら読むように書かれています。
読むだけでは理解が難しいので、nangokuを使うときに一緒にこのサイトを使ってください。