3.デザイナーへの依頼
カテゴリー作成を完了し、ヘッダーのナビゲーションができたら、デザイナーさんへタスクを依頼しましょう。
- 集客の全体図
- コンテンツストラテジー
- お客様の事業のコンセプトシート
・・・を、渡してから作成開始しましょう。(ライターさんと同様に)
ドキュメント渡す → 読んでもらう → デザイナーさんへ説明する → 質問あります?
という流れが理想です。
サイト全体のビジュアル設定を依頼する
- サイトのメインカラー
- ロゴマーク
- ファビコン
- サイト内の色設定(リンクやボタン、警告色など)
これらは準備が整い次第、依頼します。
準備とは、お客様からロゴデータをいただき、テーマカラーを決めていただことです。
なお、プロトタイピングは「試作」なので、不安そうなお客様がいたら「色はあとで変えられる」ことをお伝えしましょう。
「試作のためにテーマカラーを、この色にしますね」という感じです。
重要ページのビジュアル素材を依頼する
- 写真加工
- 写真素材のリサーチ
- 図の制作
- イラスト制作
重要ページでは、これらビジュアル素材が必要になることがあります。
デザイナーは「人のこころを動かす」プロです。
閲覧者の心を、どのように動かしてほしいのか。
→そのためにどんなビジュアル素材を用意するのか。
目的と手段をセットで伝えましょう。
文字原稿を、ビジュアルに変換する視点
どういう箇所を、デザイナーにお願いしていいか分からない時
「文字をビジュアルに変換できないか?」という視点が有効です。
単純に「文字が多すぎて、読んでられない」っていうページがあったとします。
そこに写真を入れたり、リストをアイコン化すれば、読みやすくなります。
読みやすくなれば、伝わりやすくなり、コンバージョン率も上がります。
だからスマホで2スクロールしてもビジュアル素材がないなら、「文字をビジュアルに変換できないか?」と考えてみましょう。
原稿すら無いなら、デザイナーに頼るな
「文字をビジュアルに変換する」とは、文字原稿あってこその工程です。
文字要素がないのに、デザイナーに任せれば良いデザインになる・・・と考えてはいけません。
それは単に、企画・戦略をデザイナーに丸投げしているだけです。
デザイナーさんの善意を、不当に買いたたいているとも言えます。
成果につながるビジュアルパーツは、文字原稿あってこそ。
どうすれば成果が出るのか、具体的に文字原稿を用意することで答えを出しましょう。
それが企画者の仕事です。
画面の情報設計も依頼できます
- 一覧ページ
- TOPページ
これが画面の情報設計も依頼できます。
情報設計とは「何が」「どの順で」「どれだけ」表示するのか・・・に答えを出す工程です。
基本的には一覧ページでの画面設計が主になるでしょう。
情報設計の依頼方法
コンテンツストラテジーに、ユーザーの情報がしっかり書かれていれば、それを見てデザイナーが設定してくれます。
そのため、画面の情報設計を依頼するときは、コンテンツストラテジーをもとに補強するかたちでタスクを伝えればOKです。
つまり目的が分かっていれば良い、ってことですね。
TOPページの情報設計について
TOPページは、基本的に「次のページへの動線」であれば問題ないです。
そのため多くのサイトで、TOPページに時間とコストをかける必要は、ありません。
むしろ詳細ページに時間をかけた方が、売上・成果は上がるでしょう。
なので、基本的には画面設計も「案内できればOK」で良いです。
コンテンツ(カテゴリー)には、優先順位があります。
黄金ルートがあります。
なので、その優先順位に沿って、上から順にコンテンツを並べると、TOPページが完成します。
もちろんTOPページを広告のランディングページとして使うなら、TOPページにはコストをかけるべきです。
TOPページをカスタマイズする時は?
「次のページへの動線」とは別の価値が必要なら、TOPページだけカスタマイズしましょう。
たとえばGoogle広告のランディングページとして、TOPページを使う場合です。
「売る」「問い合わせを得る」ために、カスタマイズが必要になります。
また多くの人が社名で検索して、TOPページに来る「有名な会社」である場合もそうです。
ブランドプロミスやビジュアル表現を、CMその他と一致させる必要があります。
つまり、すでにブランディングにルールがある企業様については、TOPページを一考すべきです。
もしもディレクターがいたら・・・
もしもディレクターがいたら、このページで紹介した仕事は全てディレクターにお願いできるでしょう。
ライターへの依頼と同様です。
ビジュアル制作についても、部分的にディレクター役を誰かにお願いすることができます。
単に自分自身の時間を作るだけでなく、結果的に完成するビジュアルの効果が上がるなら、得意な人にディレクター役をお願いしましょう。